お母さんたちの受験とクリスマス・ホリディー

2024-12-28

 

今年もビリカニ女性たちの会のメンバーから2人が、12月に洋裁士の国家試験3級を受験しました。

 

ひとりは余裕がありましたが、今一人は不安いっぱいでの受験でした。しっかりトレーニングを受けて技術が向上していたので、2人とも、無事合格となることでしょう。

 

次の3級の挑戦者は、また予算的に2名限定になりますが、クリスマス・ホリディーが終わり次第、選抜する予定です。

 

今は、試験の結果を待ちながらも、女性たちの会のメンバーたちは、帰郷した家族たちとのんびりとクリスマス・ホリディーを楽しんでいます。

 

新年が明けたら、またお母さんたちは活動を開始します。ポレポレでささやかながら、新年もヤング・ママたちへの支援を継続していければと思っています。

 

 


ライブラリーでの活動

2024-10-12

 

ビリカニ・ライブラリーの敷地に雨季に繁茂した植物が乾季になってそのままの状態になっています。

 

雨季になるとまた生い茂るのはよいのですが、トイレに行くための道が塞がれてしまったり弊害もあります。昨年までは、大人たちに草刈りや草本刈りを頼むなどのヘルプしてもらっていましたが、今年からは、ワイルドライフ・クラブのメンバーの子供たちの自らの手で、今からクリーンにして維持していこう、という試みがなされています。

 

8月末から毎週土曜日に、在来種の草本を選別しながら残し、下草や草本刈りを進め、少しずつ手入れをして、11月くらいに始まることが予想される雨季に備えています。在来種と外来種の植物の違いや、在来種に対する野生動物の役割も学びつつ作業を進めています。

 

雨季の始まる前に、すっきりした敷地となるのが楽しみです!

 

 


受験者合格と挑戦者

2024-06-20

 

ビリカニ女性たちの会から洋裁士3級の国家試験にチャレンジした2名が、合格の通知を受け取りました!

 

どちらも20歳代で、ビリカニ村へは結婚してやってきた女性たちです。義母たちがビリカニ女性たちの会を勧めてメンバーとなり、トレーニングを重ねて、無事合格となりました。

 

ひとりのお母さんはもっと技術を磨いて、洋裁講師になるのが目標だそうです。自信をつけていくにつれ、表情が明るくなっていくのがわかります。

  

今年の受験者2名も、年末の受験に向けて、トレーニングを重ねています。

 

技術が向上していくお母さんたちが作製するビリカニ・グッズの出来映えも楽しみです!


ライブラリー維持

2024-02-01

 

エルニーニョの影響で雨季の雨が続き、あちらこちらで大雨の影響が出ました。

 

ワイルドライフ・クラブの子供たちが利用しているビリカニ・ライブラリーも植物が覆い、子供たちが中に入れないほどに草丈が伸びてしまいました。毒ヘビも少なくないため、安心してライブラリーの庭を歩けず、十数メートル先にある専用のトイレも使うことができなくなりました。

 

子供たちが安心してライブラリーの利用ができるように、草刈りが必要となり、庭のクリーニングを行いました。すべて人力による草刈りです。村人たちが雨のやんでいる間に毎日少しずつ行い、4日間ほどかかりました。

 

シロアリも活発になり、書棚の本が影響を受けるのではないかと心配しましたが、監督員が繰り返し点検を続けていて、所蔵の本は今のところ問題ないようです。

 

ライブラリーの利用を控えていた子供たちが、クリーニング後は戻ってきて、安心して利用しています。雨も止み暑い日々の続く乾季に入りましたが、不確定なエルニーニョの影響の雨がいつまた始まるかわかりません。

 

今後も安心して利用できるように、メインテナンスを継続して支援していきます。

 


お母さんたちの受験と今年の挑戦者

2024-01-21

 

ビリカニ女性たちの会のお母さん2人が、12月に洋裁士の国家試験3級を受験しました。24歳と27歳のお母さんたちです。

 

2人とも、十分にトレーニングを積んで挑戦したので、無事合格となることを祈っています。

 

今年の3級の挑戦者の2名も決まりました。早速トレーニングの開始をしていますが、作業場の維持も大変です。

 

というのは、エルニーニョの影響を受けた11月からの雨季はまだ続いていて、どこもかしこも大量の虫が発生。ミシンや布にも散らばります。草丈の高い植物が生い繁り、草本刈りをし続けないと、女性たちの会の作業場にも入れない状況だからです。

 

生物の多様性とはいえ、長かった干ばつ的状況の後の大雨の影響や開発でバランスは崩れてきていて、すべてを守れというのを語るは易し、その中での日々の生活も支援プロジェクトを維持して進めていくことも大変なことです。

  

万事ポレポレで、雨の様子を見ながら状況に合わせて、それなりにお母さんたちは協力して作業を進めています。

 

お母さんたちの声と現地スタッフのアドバイスを大切にしながら、ささやかな支援を継続しています。

 

 


プラチックごみ拾い

2023-11-22

 

支援しているワイルドライフ・クラブで、国立公園周辺や居住の村落に捨てられているペットボトルなどのプラスチックのごみを拾い集める活動を定期的に行っています。

 

野生動物の生活する国立公園への教育ツアーを体験して、居住地のゴミが多い環境が目につくようになり、みんなできれいにしよう!と、顧問の先生のかけ声のもと、続けている活動です。

 

毎回、驚くほどの量が集まります。集まったゴミはリサイクルに回しているそうですが、ゴミの削減にも力を入れている、とのことです。

 

ケニヤではプラスチック・バッグ(ビニール袋)の利用が禁止となってから年月が経つのですが、プラスチックのボトルなどまだまだプラスチックのごみは減りません。

 

野生動物にも人間にも家畜にも有害なプラスチックのごみなので、減少から消滅の向けての活動が実るといいですね!

 

 


マスクの配布寄贈

2023-09-23

 

ビリカニ女性たちの会が作製した、インフルエンザの予防のためのマスクを支援しているワイルドライフ・クラブに届けました。国立公園への教育ツアーの際に配布した分を含めて300枚のマスクです。

 

ケニヤではコロナはすっかり影を潜めていて、ツァボ地域でも話題にも上りませんが、小学生の間でのインフルエンザの流行は懸念されています。

 

お母さんたちの作製したマスクで、少しでも感染拡大の予防になるといいですね!

 

 


ビリカニ・グッズ復活

2023-07-29

 

復活シリーズ(?!)が続きます!

 

コロナ期にはすっかり停滞してしまった、ビリカニ女性たちの会のビリカニ・グッズの縫製を復活することになりました!

 

直接の訪問者たちを対象とするのはもちろんですが、大学祭など日本での支援も復活してきていて、お母さんたちも勇気づけられています。

 

3年も経ってしまって、もう縫製の仕方を忘れてしまったのではないか、と不安もありましたが、そこは長老(?!)のオールド・ママたちが張り切ってヤング・ママたちへの伝達をし、インストラクターの大きなヘルプもあり、順調に復活作業を進めることができています。

 

訪問される皆さんも、日本の皆さんも出来映え(?!)をどうぞお楽しみに!

 

 


マスク支援の復活?!

2023-07-24

 

ケニヤ~ツァボ地域では、コロナはすっかり過去のものとなり、コロナ感染拡大のためのマスク着用はないのですが、小学生などを中心にインフルエンザの流行が見られ、小学生や町の店舗など人が密集する場所では、マスクの着用が推奨されています。

 

ビリカニ女性たちの会では、ワイルドライフ・クラブの子供たちへマスク支援の復活を行いました。7月には2つのワイルドライフ・クラブの子供たちが国立公園への教育ツアーに、お母さんたちの作製したマスクを着用して参加しています。

 

限られた枚数の作製支援ですが、少しでもインフルエンザの感染予防に役立てばよいと願っています。

 

 


挑戦と復活

2023-06-24

 

ビリカニ女性たちの会の今年の洋裁士の国家試験受験には、3級に2名が挑戦することになりました。

 

昨年の選抜に残念ながら漏れたお母さんたちなので、今年のチャレンジの機会に喜んでいます!

 

3年半ぶりの教育エコツアーの復活も決定して、コロナ期以前のように、女性たちの会への対面の訪問によって現地支援販売をしての活動が復活できることになり、女性たちの会一同はりきっています。

 

オールド・ママたちからヤング・ママたちへ、「ビリカニ・グッズ」の縫製のための技術の継承もポレポレと進めています!

 

 


合格しました!

2023-04-16

 

昨年末にビリカニ女性たちの会から洋裁士の国家試験を受験した2名に、無事合格の通知が届きました!

 

2人とも自信があるとは言っていましたが、やはり結果が出るまでは不安もありました。2級に合格したお母さんは、将来は洋裁講師になるのが目標と、ますますはりきっていて、他のお母さんたちにもよい刺激を与えています。

 

今月中には、今年受験を目指すお母さんたちが決まりそうです。

 

ポレポレと少しずつの歩みですが、共に確実に歩みを続けていきたいです! 

 


受験の報告

2023-02-23

 

昨年末にビリカニ女性たちの会から2名が洋裁士の国家試験を受験しました。ポレポレながら報告です!

 

3級を1名、2級を1名が受験しました。当初、3級2名、2級1名の合計3名を予定していましたが、予定受験者の1名は引っ越しで在住しなくなり、2名の受験となりました。

 

どちらも合格の自信はあるとのことですので、結果が待ち遠しいです!

 

講師によると、今年度の受験の候補者は、4月くらいを目処に選抜していく、とのことです。

 

継続して候補者が出るよう、若いお母さんたちが日々トレーニングに励んでいます!

 

ひとりでも多くのお母さんたちが力をつけて、候補者選びに嬉しい悲鳴をあげるほどになるとよいですね!  

 


ワークショップ(作業場)の修繕

2022-10-29

 

ビリカニ女性たちの会の作業場は設立後20年以上経ち、あちらこちらの修繕が必要になってきています。

 

ミシンの作業の中心となっている部屋などの壁が剥がれ落ちてきていて、至急を要する修繕となりました。まだ乾季が続いているからよいのですが、雨季が始まると作業場の建物の外壁も剥がれ落ちてしまいそうです。とはいえ、サラマンドフの会からの今事業年度の支援資金は底をついています。お母さんたちと話し合った結果、女性たちの会のビリカニ・グッズを販売して得た資金の貯蓄を切り崩して修繕することになりました。

 

ビリカニでは国内移民による人口増加が激しく、村人同士でも知らない人々が多くなってきています。女性たちの会の作業場には、看板が出ていないので、新参者には意味不明の建物とも映るようです。一昔前まで、看板がなくても女性たちの会とわかっていたのですが、看板が必要となってきました。

 

今さらながらですが、ビリカニ女性たちの会の作業場に、ライブラリーのように看板文字を書くことにしました。これで、どんな村人も間違えなく、お母さんたちの作業場だとわかってくれることでしょう。

 

修繕は作業場の内壁と外壁のすべて、さらに屋根の上の塗り直しを行いました。すべて新築で建てて以来、一度も塗り直しを行ったことがなく、今回が初めての手入れとなりました。

 

完成すると新築の時のような新鮮な趣となり、お母さんたちは心機一転して洋裁教室に来るのがますます楽しくなる、と大喜びでした。

 

サラマンドフ・ニュースレターNo.25より改稿

 


新規参加の小学校で感謝!

2022-07-22

 

今事業年度初の参加となったムルンディニ小学校で、全校生徒(約200名)が揃って、サラマンドフの会からのツァボ・イースト国立公園への教育ツアーの支援に感謝する会が開かれました。

 

子どもたちのワイルドライフ・クラブはもとより、美術クラブで国立公園を訪問した子どもたちが観察した野生動物の絵を描いてプレゼントしてくれました。その一枚をアップします。

 

まだ国立公園を訪問していない低学年の子どもたちは、次回のサラマンドフの会の支援で教育ツアーに参加できる日が来るのを今から楽しみにしています!

 

ワイルドライフ・クラブの代表の挨拶、「また国立公園での教育ツアーに行きたいです!」のことばで、会は終了しました!

 


子どもたちへのマスク支援

2022-05-19

 

新型コロナ感染はケニヤ全域で落ち着きを見せ、感染予防への制限の緩和となっていますが、バスや列車など集団で移動する時には、今なお車内でのマスクの着用を推奨しています。

 

ビリカニ女性たちの会では、コミュニティーや子供たちへのマスクを作り、コロナ感染予防の対策の協力をしていて、第5回目を実施しました。

 

第5回目では200枚のマスクを作製して、4月に教育ツアーを実施する前に、ブグタ小学校の子どもたちに手渡しました。ビリカニ女性たちの会のお母さんがマスクを直接手渡すと、子どもたちは大喜びでした。写真はお母さんたちが子どもたちに手渡した時のものです。

 

コロナが収束してマスクも不要となる時が来て、今回のマスク・プロジェクトで終了となれば、喜ばしい限りです。ただ、世界がからコロナ感染のリスクが消えない限りは、おそらくマスク着用は推奨されることでしょう。そうである限りには支援を継続していく予定です。

 


挑戦者

2022-04-16

 

ビリカニ女性たちの会では今年の洋裁士の国家試験受験の挑戦者が決まりました。3級には2名、2級には1名が挑戦します。

 

コロナ感染拡大に関しては極めて落ち着いていて、マスクの着用は義務づけられてはいませんが、洋裁教室での作業では、なるべくマスクをして参加するように取り決めています。

 

挑戦者たちは、マスク・プロジェクトの主要なメンバーでもあり、受験のためのトレーニングとマスクの作成とに忙しく活動を続けています。

 

今回の選抜に漏れたお母さんたちも、来年のチャレンジを目指してがんばっています!

 

教育エコツアーの参加者たちが直接女性たちの会を訪問することで、現地支援販売をして活動を支えていた力が大きかったのですが、コロナ感染拡大のための教育ツアーの中止で、この2年間、現地での支援販売が停滞してしまっています。

 

教育ツアーが復活して、また現地支援ができるよう願っています!

 


マスク・プロジェクト第4弾

2022-02-28

 

コミュニティーや子供たちへのマスクを作り、コロナ感染予防の対策に力を注いでいるビリカニ女性たちの会のマスク・プロジェクトの第4弾の支援をしました。今回は235枚のマスクを作製し、初のワイルドライフ・クラブの教育ツアーとなるムルンディニ小学校の子どもたちに手渡しました。教育ツアーに参加を予定している子供たちは、手にしたマスクをつけて安全に参加できるのを楽しみにしています。

 

 

前回の第3弾のマスク・プロジェクトの支援では1,083枚を作製し、第2段までと同様にビリカニの子どもたちとその家族に配布した後、カンビト村の支援している小学校の子どもたち全員にも、ビリカニ村のお母さんたちからカンビト女性たちの会を通して手渡されました。校長先生の感謝のことばに始まり、お母さんたちからひとりひとりの子どもにマスクが手渡されると、まるでお祭り騒ぎの喜びようでした。

 

 


上記より以前のアーカイブの記事は、【コミュニティー活動支援】よりご覧ください。本サイトの【LINK】内にもURLリンクがあります。